SynScan Proの導入

AZ-GTiのコントロールは、iPhone / iPad / Android / Windows からアプリにて行います。
後述のように ASIAIR PROなどを経由してコントロールする場合、SynScan Pro の操作は通常行わなくても可能ですが、不具合発生時の問題切り分けなどのため環境を整えておきます。
※SynScan Proを利用しない運用方法については、ASIAIR PROの項にまとめます。
(ASIAIR PROを使わなくても、SynScan Proで天体の自動導入は可能ですが、私はほぼ利用していません。)

iPhone(iOS)、iPad(iPad OS)を利用する場合は、App Storeからアプリをダウンロード可能です。

Syncan Pro

iOS / iPad OSでは、アプリに位置情報の取得を許可すれば、SynScanに自動的に観測地の位置情報が反映されます。
ただし、iPadではGPSが利用できるのは Wi-Fi + Cellular搭載のiPadのモデルのみです。
Wi-FiのみのiPadでは、GPSが搭載されていないため、位置情報が正確ではないことがありますので注意してください。

Android 11以降のOSで動作するデバイスを利用する場合、Google Playで公開されているバージョンでは正常に動作しません。
下記に最新版の .apk ファイルをメーカーが公開していますので、直接ダウンロードしてインストールします。

Android App: SynScan Pro App, Version 1.19.12

Windows についても、メーカーサイトからアプリを直接ダウンロードしてインストールします。
Windows program: SynScan Pro App, Version 1.19.12

AndroidおよびWindowsでは、位置情報をアプリが取得できない場合があり、SynScan Proに観測地の緯度・経度が反映されているか必ず確認します。
反映されていない場合は、AZ-GTiをコントロールする前に、必ず観測地の緯度・経度を手動でアプリに入力します。

AZ-GTiの電源を投入し、SynScan Proを導入したデバイスよりAZ-GTi本体の Synscan_xxxx の SSIDにWi-Fiで接続すると、経緯台モード/赤道儀モードのどちらで運用するか聞かれますので、赤道儀モードを選択します。
AZ-GTiは、本体がアクセスポイントとしてクライアントからの直接接続を受け付ける「クライアントモード」、自宅等他のWi-Fi APにクライアントとして接続する「ステーションモード」があり、設定によって両方を同時に動かすことができます。